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2017/10/29

レクサスRXの中古車の選び方【グレードの違い/購入時の注意点やポイントなど】

こんにちは、早速第2回目のコラム掲載です。今回は2015年11月にフルモデルチェンジをした、レクサスの人気SUV「RX」について書きたいと思います。

セダンとRV車の特徴をあわせもつラグジュアリーSUV「RX」は、スーツを着たビジネスシーン、休日の家族旅行、オンオフどちらのシーンでも活躍し、幅広い世代のユーザーに人気の車で、当社でもファミリーユーザーから会社経営者の方まで様々なお客様にご購入頂いている車両です。

フルモデルチェンジからちょうど2年が経ち、程度の良い中古車も市場に流通してきたので、本日はこのRXのグレード構成や購入時の注意点など、購入前におさえておきたいポイントをご紹介します。

レクサスRXはどんな車?

レクサスRXはトヨタの高級ブランド「レクサス」のミドルレンジのSUVとして位置づけされており、現行型となる20型RXは日本国内では2代目、海外では4代目のモデルになります。

レクサスRXの原型となる初代モデルは日本国内では「ハリアー」として1998年にデビューしており(海外では初代ハリアーを1代目のレクサスRXとして販売)、2003年にデビューした3代目のモデルから日本国内でもレクサスブランドへ移行し、10型の初代RXが販売開始されました。

初代の米国レクサスRXの写真。日本ではハリアーとして1998年に販売開始

ハリアー時代からのコンセプト「高級クロスオーバーSUV」に更に磨きをかけたレクサスRXは、初代ハリアーのトップグレードの新車価格が311万円だったのに対し、現行RXのトップグレードの新車価格は742.5万円と約2.5倍になっており、その価格にふさわしい装備、パワートレイン、そしてデザインなどを備えた、誰もが認める高級車になりました。

「黒いセダンではビジネスシーンでしか使えない」「独り身なのでミニバンは不要」「アウトドア派では無いのでRV車は必要無い」というユーザーのニーズに対して100点満点の回答を用意できるレクサスRXは、高級車でありながら発売当初にトヨタの月間目標販売台数を18倍も上回る好セールスを記録しており、現在でも年間10,000台以上を販売、2017年度SUV販売台数ランキングには10位にランクインする程、人気の車です。

ここからはそんなRXのパワートレインやグレード構成について書いていきます。

パワートレイン

まずはエンジンについてですが、レクサスRXにはガソリンエンジンモデルの「RX200t」とハイブリットエンジンモデルの「RX450h」の2種類が用意されております。

ガソリンモデルのRX200t

ガソリンモデルのRX200tは、走りと燃費を両立させたトヨタのダウンサイジングターボエンジン「8AR-FTS」を搭載しており、排気量は2リッターながら238馬力/35.7kgfを発揮。2トン弱のRXの車体をストレス無く軽々引っ張りながらも、アイドリングストップや電動パワーステアリングなどで燃費対策を行い、カタログ数値11.8km/リッターの燃費を実現しております。

2014年に登場したトヨタのダウンサイジングターボエンジン。NXやIS、クラウンなどにも搭載されている

走りに関しても、高回転でターボを効かせて走るようなスポーツカーに搭載されるターボエンジンと違い、低域でのストレスの無い加速に注視して開発された「8AR-FTS」エンジンは、1650rpmという初速の低い回転数から最大トルクを発揮し、そのトルクは4000rpmまで維持される事で、全領域においてスムーズでストレスの無い走りが可能です。

ハイブリットモデルのRX450h

ハイブリットモデルのRX450hのエンジンユニットは、先代から受け継がれるGR型のV型6気筒3.5Lのエンジンを進化させた「2GR-FXS」と、フロント167PS、リア68PSのハイブリットモーターで形成されております。システム合計の総出力は、ガソリンエンジンの出力(262馬力/34.2kgm)と合わせると300馬力以上に達し、エンジンのアピールポイントの一つ「異次元の加速性能」にふさわしい走りをもたらせてくれます。
それでいて燃費に関しては、カタログ数値18.8km/リッターとなっており、EVモードを活用して走行すればモーターのみの無音走行も可能。深夜の帰宅時や、地下駐車場などで回りの人に迷惑をかけない走行も可能な、ジェントルな一面も持ち合わせているパワートレインとなります。

尚、前輪駆動のみのFFモデルにはリアモーターは搭載されておらず、AWDモデルのみに前後モーターを搭載されているので、単純に2輪駆動、4輪駆動の差だけでモデル選びを判断しないほうが良いと言えます。

300馬力以上の出力を持つRX450h。0-100km/hの加速も6秒台をたたき出す

あと余談ですが、たまにお客様にガソリンエンジンの出力とモーターの出力を合計して「足して〇〇馬力ですね!」と伝えているセールスを見かけますが、これは間違いなのでご注意くださいね。出力の最高地点となる回転数(rpm)はエンジン、モーターそれぞれ違うので、エンジンとモーターを合わせて、一番出力の高い回転数の時の合計出力が、その車の最高馬力となります。

グレード構成

続いてグレード構成ですが、レクサスRXのグレード構成はエントリーモデルの「ベースグレード」、スポーツスタイルの「Fスポーツ」、高級志向の「バージョンL」の大きく3つに分かれます。それぞれのグレードの主な特徴は下記の通りです

ベースグレード
まずはベースグレードですが正式なグレード名称は無く、ガソリンモデルなら「200t」ハイブリットモデルなら「450h」となります。一番廉価なグレード、ガソリンモデルのベースグレード「200t」でも新車価格は521万円となる高級SUVのRXは、高級車にふさわしい最新の機能が多数装着されております。

12.3インチの横に広がる大画面ディスプレイと、行き先だけ伝えれば自動でナビがセットされるオペレーターサービスを兼ね備えたSDナビゲーションシステム、自ら操作すること無く、自動でサイドブレーキのON/OFF、ミラーの開閉などを行う様々な快適装備も、ベースグレードでも標準搭載されております。

インテリア中央に大きく存在する12.8型のワイドディスプレイをはじめ、様々な快適装備はベースグレードにも備わる

そして安全面でも「レクサスセーフシステム+」を標準装備しており、衝突回避支援システムの「プリクラッシュセーフティ」、車線はみ出し防止の「レーンキープアシスト」、ハイビームを対向車の有無や街灯の明るさで自動判断しON/OFF操作をしてくれる「オートマチックハイビーム」を標準装備。

ハリアー、プラド、エクストレイルなど、新車価格300~350万円ほどの車からの乗り換えであれば、ベースグレードでも十分すぎるほど満足できる快適装備、安全装備が備わっており、400万円台前半で数千~1万km程度の中古車を見つける事が出来れば、少し予算を伸ばしてでも是非購入を検討してほしいグレードです。

Fスポーツ
「Fスポーツ」はインテリア、エクステリア共にスポーツ志向を高めた仕様となり、一番人気のグレードになります。大型のエアロバンパーにダークメタリック塗装の20インチアルミホイールでエクステリアをスポーティーに。そしてエンジンには走りを楽しませてくれるサウンドジェネレーター、足回りには電動アクティブスタビライザー、シートにはホールド性の高いFスポーツ専用の本革スポーツシートなどを装備しており、ドライブをより一層楽しませてくれる仕様のグレードです。

エアロスポイラーとスピンドルグリルでスポーティな印象の「Fスポーツ」赤革はFスポーツのみに設定

リセールバリューも人気と比例して全グレードの中で一番高く、中古車としての資産価値が下がりづらいグレードになります。標準車と比較して新車価格が80~100万円程度高くなりますが、オプション価格30万円ほどの本革シートや、13.5万円の三眼LEDヘッドランプなどが標準装備されており、それを装着した上で更にあと50万円ほど追加すればFスポーツにグレードアップ出来る事からも、Fスポーツが売れている理由がわかります。

バージョンL
新車価格が最も高い位置に存在する「バージョンL」は、ラグジュリー、高級感を重視した仕様となっており、本革シートは高級レザー「セミアニリン」を使用しております。また、シートヒーター、パワーシートに関しても、前席のみならず後席にも標準装備しております。

更に、ベースグレード、Fスポーツではオプション設定の「パノラミックビューモニター」や、「インテリジェントクリアランスソナー」などもすべて標準装備されており、一言で言うと必要なもの、欲しいものはすべてそろっているグレードと言えるでしょう。

後席に2つのモニターと、ヘッドフォンジャック、HDMI入力端子が装備される「リアエンタ―テイメントシステム」や、走行中のロードノイズを軽減させ、車内の静粛性を高める「ノイズリダクションアルミホイール」も、この「バージョンL」のみの設定となっており、その事からもいかにこのグレードが乗車定員の快適性に特化したグレードかという事がわかると思います。

バージョンLのみに設定される「リアエンターテイメントシステム」

新車価格は一番安いガソリンモデルの2WDで595万円、ハイブリットモデルのAWDだと728.5万円にもなる「バージョンL」ですが、中古車としてはFスポーツより値落ち率が高い(中古相場が下がる)ので、Fスポーツと同等の中古車価格で装備の良いバージョンLを手に入れる事も可能です。

中古車のRXを購入するときの注意点は?

では、中古車でレクサスRXを購入する時にどこを注意すればよいか?何点かポイントを下記に記載したので是非参考にしてほしいと思います。

・装着されているオプションを確認する

まず最初に確認してほしいのが、是非付いていてほしいオプションと、絶対に装着出来ないオプションの2種類になります。まずは是非付いていてほしいオプションですが、それは「インテリジェントクリアランスソナー」にです。バージョンLには標準装備、それ以外のグレードでは新車時118,800円で装着できるオプションで、これを装着する事で、壁などに近づいた際にアラームが鳴り、後ろのセンサーは自動ブレーキが働く「クリアランスソナー」と「リアクロストラフィックオートブレーキ」なども同時装着されます。それなりに大きなボディのRXには必需品の安全装備と言えるでしょう。

また、今度は逆に絶対に装着出来ないオプションですが、このRXには2種類のサンルーフが用意されております。まず一つは従来からの前席上部に用意させる「ムーンルーフ」。そしてもう一つはルーフの50%以上がガラス張りになる大型の「パノラマルーフ」です。もちろん人気は後者の「パノラマルーフ」ですが、このオプションは2WDのハイブリットFスポーツにだけは何故かオプションの設定がありません。よって、「ハイブリットでFスポーツが良くて、4WDは必要ない。でもサンルーフはパノラマタイプで探している」というユーザーは絶対に希望の車が見つからない事になります。ハイブリット、Fスポーツ、パノラマルーフの3点の条件を満たしたい場合は必然的にAWDモデルで探す事になりますのでご注意ください。

人気のオプション「パノラマルーフ」は、2WDのハイブリットのFスポーツにだけ設定が無い

・試乗させてもらう

これはRXに問わず全ての中古車に言える事だと思います。高級車なので試乗を断られる事もあるかもしれませんが、その場合はお店のスタッフに運転してもらい、助手席に同乗するかたちでも良いからと交渉してみましょう。事前のアポイントをとらず飛び込みで店舗へ訪問しいきなり試乗させてくれと伝えても、店舗側にも準備などがあるので、事前に電話やメールで予約をして、その際に試乗が出来るかを確認してから訪問したほうが無難です。

・全ての機能の作動確認を行う。

これも試乗と同じで全ての中古車に言える事ですが、RXなどの高級車は特に装備品が多いため時間と手間がかかります。しかし、それは中古車販売店のスタッフも同じです。スタッフも見落としている故障個所があるかもしれません。作動確認を怠ったり、見落としたりして後からトラブルにもなりかねませんので、少し面倒でも装着されている装備はすべて動作確認をおこなったほう良いでしょう。

・下廻りのサビを確認する

都会派SUVのレクサスRXですが、その車高の高さと、安定した走りを提供してくれる「ECB」「VSC」「TRC」などの電子制御パーツにより、雪道でも優れた走行性能を発揮します。その為、降雪量の多い地方地域でも日常の足としてRXが使われている事が多く、降雪地帯で道路に撒かれている路面凍結防止の為の「塩化カルシウム」の被害を受けている車両も少なくはありません。常に下廻り洗浄をしっかり行っていない車両は、この「塩化カルシウム」により下廻りに錆が出てきてしまいます。多少のサビであれば走行に支障は出ないので特に気にする必要な無いですが、サビの進行した腐食状態になっているようだと、フレームの一部に穴が開いてしまったり、サビのせいでボルト類が回せず、後のメンテナンスに支障が出てくるケースがあります。この手のSUV、RV車は下廻りも確認した上で購入しましょう。

・保証内容を確認する

購入後の保証についても購入前にその内容を必ず確認しておくべき部分です。新車デビューから今日現在、まだ2年しか経過していない現行のレクサスRXには、新車から5年間付帯させる「メーカー新車保証」が全ての車両に残っているはずです。新しいユーザーの名前に名義変更を行った後に、レクサスディーラーにて保証継承手続きを行う事で、このメーカー新車保証を引き継ぐ事が出来、後の保証修理の対応を全国のレクサスディーラーにて無償で受ける事が可能になります。しかしながら、この保証継承手続きは新車購入した際に発行される「保証書」が無いと手続きが出来ません。購入時の保証の部分について確認すべきは「新車時の保証書はあるか?」「保証継承は行ってもらえるか?」「保証継承に伴う費用はどちらが負担するのか?」この3点になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。中古でレクサスRXを検討するユーザーにとって、注意点やグレード選択のポイントなどがお分かりいただけたのではないでしょうか。

当社でも10型から20型まで多数のRXをそろえておりますので、是非購入の際には一度ご相談ください。上記を踏まえたうえで、お客様にピッタリの最高の1台をご提案をさせて頂きます♪